【看護師】循環器科の仕事内容

■循環器科について

【循環器科の特徴】

循環器科では主に血管の病気や心臓循環器疾患である心筋梗塞、狭心症、心不全、心臓弁膜症などの治療を行います。生活習慣病の合併症であることも多いため、高血圧や糖尿病などとも深く関わりのある診療科目です。

臓循環器の疾患は、生命維持に重要な役割を担っているため、生死に関わる重症の患者さんも多く、特に中高年の患者さんが多いです。

循環器科には内科と外科があります。薬物療法やカテーテルなどの治療の場合は循環器内科で、開胸手術など大きな手術を伴う場合は循環器外科や心臓血管外科で治療を行うことが一般的ですが、内科と外科を分けていない病院もあります。

【求められるスキル】

循環器科だからといって、仕事内容が他の診療科目と大きく異なることはありません。
しかし、循環器科の疾患は生命にかかわる疾患が多いため患者さんの急変が多い病棟になります。患者さんの状況を判断して、迅速に検査の実施や蘇生処置が行えなければなりません。

循環器科は看護師としての知識や経験だけではなく、専門的な知識や技術が必要とされる職場です。特に循環器外科病棟では、術後呼吸器やIABPの管理など専門的な医療機器を操作する医師や臨床工学士の補佐をしなければならないケースが多く、異常時には医師や臨床工学士に報告し対処が必要となるため、一定レベルの機器の知識も必要です。

【循環器科にもいろいろある】

循環器科はスキルアップを考えている看護師にとって、オペ室、脳外科と並んで人気がある診療科のひとつです。

専門的な治療を行っている最先端の医療技術を学べる医療機関を希望する方も大勢います。

循環器と言っても検査入院をメインに行っているところや24時間体制で救急の受け入れを行っているところ、心臓血管手術の件数が多いところ、術後のリハビリに力を入れているところなど様々な病院がありますので、自分に合った病院を探しましょう。

■循環器科での業務内容

循環器科の看護師の業務内容は、一般的な看護師の仕事と同じようにに外来では診察の補助や準備・後片付け、患者さんへの対応が主な仕事です。

循環器内科病棟では健康管理や経過観察、体位交換などのケア、医師の指示による点滴・採血、食事や排せつの介助、薬の管理、検査前後のケアなどの業務があります。

心臓疾患の重症者や術後の患者さんを対象に集中治療を行うCCUでの業務もあります。CCUでは、高度な医療機器がたくさんありますので、それぞれ専門的な技術が必要となります。

また、心電図や心エコー、DCなど循環器科ならではの医療機器があり、医師や専門のスタッフとともに、それらを使った検査や処置の補助業務を担当することもあります。

循環器科は専門用語や略語が多く、勤務する医療機関によって状況を伝える際の報告の仕方が違っていたり、他の科とは違った詳細な申し送りや迅速な対応が求められるため慣れるまでに時間がかかるかるかもしれません。

術前や術後も管理が必要で、術前は緊急搬送された重症な患者さんの場合は、点滴や医療機器の管理、急変時に備えて観察が必要になりますし、予定された入院で手術に臨まれる患者さんへは、不安の軽減などの精神的ケアや術後の合併症予防のための禁煙指導や術前の呼吸訓練などを行います。術後はドレーンからの出血量や血圧などのバイタルチェックの他、専門的な医療機器の管理も行います。

循環器の疾患は生活習慣病から合併しているものも多く、治療や生活上の指導を行う患者指導も大切な看護業務のひとつです。術式や検査内容については医師が家族に説明しますが、日常生活で気を付けてほしい点などについては看護師が説明します。

最近は循環器専門ナースの資格取得を目指す人も多くなっています。この資格は認定資格ですが、呼吸療法認定士とともに、今もっとも注目されている資格です。
専門看護師や認定看護師と比べると取得しやすい資格なので、今のうちに資格を取得しておくといいかもしれません。

■循環器科、看護師の収入

緊急の患者も多く非常に忙しい、夜勤や残業の多い職場としても知られている循環器科で
勤務する看護師の平均年収は、一般の病棟勤務の看護師と同等か若干多い450万円~550万円程と言われています。
残業が多い分、他の科よりも給与は少し多くなりますが、循環器科だからといって他の診療科目と比較して特に収入が多いということはありません。

■循環器科の看護師求人選びのコツ

循環器科は専門性の高い科ですので、以下のような特徴があります。これらの傾向を踏まえ、自分に合っているかどうかを確認しておく必要があります。求人内容のチェックポイントも紹介しますので、これらのポイントは必ず確認しておきましょう。

【循環器科の傾向】

・患者回転率が早くとても忙しい
・入退院が多い
・緊急入院が多い
・救急対応が多く、覚えることがたくさんある
・循環器科を希望する看護師はとても多い
・希望者は学習意欲の高い人が多い
・心臓の術後管理は専門性が高くスキルがあがる

【求人内容のここをチェック】

・入院ベッド数とベッドの稼働率
・看護師配置(看護基準)
・スタッフの年齢や経験年数
・カテーテルを用いた検査や治療の件数
・心臓手術の件数

循環器科は医療機関によって受け入れ可能な患者さんの病状も様々です。
事前にしっかりと情報収集しておくと良いでしょう。

さて、循環器科ではどのような看護師が求められているのでしょうか。

【循環器科に求められる人材】

・心電図が読める
・看護師としてのスキルが高い
・循環器病棟の経験がある

循環器科はとても忙しい科にもかかわらず、転職希望者が多い点が特徴です。

専門的な技術を身につけて看護師としてのスキルアップを図りたいと考えている人が多いので循環器科に勤務している方は学習意欲が高いです。
そのため、スキルが高く、経験もある方が求められる傾向にあるようです。

循環器病棟での経験がない場合は、循環器の専門病院への転職は難しい面がありますから、
総合病院の循環器科や脳神経外科や手術室などで全身管理の経験を積んでおくことをおすすめします。

 

内視鏡室の看護師業務と待遇

看護師が内視鏡室で働く場合、他科と比べてどんな違いがあるのでしょうか。
内視鏡室への異動や転職を考えた時、看護師の業務内容や給料について、きちんと確認しておきましょう。

■内視鏡室での看護師の業務内容と給与

内視鏡室での主な看護師の業務は、内視鏡検査の準備と介助です。
大半の病院やクリニックは、通常診療にプラスして内視鏡検査を実施している施設が多く、内視鏡検査のみを実施している検査専門の施設は少ないのが現状です。
内視鏡室で働きたい時は、主に総合病院や大学病院内の内視鏡室専任の看護師として働くか、内視鏡専門もしくは内視鏡の件数が多いクリニックでの勤務となります。

勤務時間は午前9時から午後5時の定時であることがほとんどで、給料は他科の外来看護師と同じく20万円~25万円が相場となります。
上記よりも好待遇が期待できるケースとして、総合病院や大学病院の正職員は、月給の他にボーナスが支給されたりしますし、検査を専門としているところは、内視鏡検査の件数も多く、自由診療のクリニックもありますので、一般的な給与水準より高く、基本給与が30万円前後になることもあります。

収入アップを目指して内視鏡室へ転職したい時は、安定した多いな組織の正職員になるか、内視鏡検査の件数が多い専門のクリニックを考えると良いでしょう。

■内視鏡室勤務の看護師の年収相場

内視鏡室では、緊急ではない限り検査は予約制でほぼ予定通りに終了します。そのため残業はなく、給料は基本給のみのことが多いです。

前項でもお伝えしましたが、年収はボーナスで差が出ますので、賞与が確実に出る国立系や公立系の医療機関は、内視鏡室の看護師も年収が多くなります。

全体的には350万円~400万円が相場です。残業なしの外来勤務看護師の平均的な額と言えるでしょう。

しかし、内視鏡室で働きたいと思って総合病院、大学病院に転職しても、内視鏡室に配属されない可能性もありますし、正職員は定期的に部署異動があることが大半です。

■内視鏡室勤務の看護師手当

内視鏡室は、日中の検査のみのことが多く、残業手当や夜勤手当はないと思っていいでしょう。2014年度の日本看護協会のデータによりますと、看護師は平均的に手当として月額10万円前後を受け取っているそうです。

手当がない分、内視鏡室勤務の看護師は給与は他の科と比較して少なくなり、待遇面で劣ると思われることもあるでしょう。ですが、給与はなくても残業や夜勤がなく、急患の対応もほとんどない状況で働けるということは、ひとつの大きなメリットです。

内視鏡看護師としてのスキルアップを考えた時、内視鏡技師の資格があります。内視鏡技師の資格を持つことで転職に有利になりますし、大半の医療機関では資格手当が支給されますので、余裕があれば取得したい資格です。

内視鏡室専任看護師という条件で転職先を探すと、全国的に見ても少ないのが現実ですが、日勤のみでストレスなく働きたいと考えている人や、育児や家庭の環境で夜勤や残業がない勤務を希望している看護師にとっては働きやすい職場です。

内視鏡検査の件数やその他の診療科目にも注目して、自分に合った転職先を見つけましょう。

■内視鏡室で働くときこんな人が向いている

≪常に新し知識を取得する意欲がある人≫

内視鏡分野は年々新しい医療機器が開発され、医療技術の進歩が著しい分野です。技術の進歩に合わせて、常に最新の知識を吸収し技術も磨いておく必要があります。
内視鏡で完治できる疾患もここ数年で増えてきていますので、やりがいをもって働くことができる分野といえます。

≪コミュニケーション能力が高い人≫

最近の内視鏡検査は、医療技術の進歩に伴い苦痛が以前に比べて少なくなり、中には眠っている間に検査をしてくれる病院、クリニックも多くなってきています。
とはいえ、内視鏡検査が初めての患者さんや診断結果に不安があるケースでは患者さんは多いなストレスを抱えています。緊張しすぎてしまうことで、検査自体が行えなくなってしまうことも時々あります。

そのような患者さんが落ち着いた気持で検査が受けられるようにしたり、ご家族も不安を抱えていることも多いですので、家族に対しても安心できるようなケアを提供することを看護師の大切な仕事のひとつですので、高いコミュニケーション能力が必要となります。

≪手際よく業務が遂行できる人≫

患者さんの不安が強かったり緊張のために点滴や麻酔などの前処置がうまくできなかったり等予定通りに内視鏡検査や、手術が進まないこともあると思います。そういった状況が続いていくと患者さんの待ち時間が長くなり余計な不安や緊張を高めてしまったり関連部署にも影響が出てしまいます。

内視鏡室での勤務は、トラブルを未然に防ぎ何かあったときは迅速に行動に移すことができる手際の良さが必要になります。

≪内視鏡室で働く看護師に向いている人のまとめ≫

内視鏡室で働きたい場合は、常にスキルアップしたい気持ちとそれに合わせて知識、技術を習得しようと努力を惜しまないことが最低限必要になります。

慣れないうちは、手際よく準備や介助、終了後の洗浄や消毒などが行えなくても、一度覚えてしまえばルーチンワークですし数をこなしていくうちにスムーズにできるようになります。

段取りの良く仕事を進める能力やコミュニケーションスキルの向上は、内視鏡で勤務してからでも十分に身に付けられますので、特に身構える必要はないと思います。

内視鏡室や内視鏡専門の病院で働くと残業や夜勤はないケースがほとんどです。他の部署に比べて時間的に余裕がありますので、新しい知識や技術習得する時間を十分に取ることができる職場だと思います。

看護業務を実践だけではなく、最先端の知識も取り入れながら日々知的刺激のある環境で働きたいと考える看護師にとっては魅力的な職場のひとつです。

外資系企業の看護師求人とは

■転職先として外資系企業が人気の理由

看護師の転職先は病院などの医療機関が多いですが、異なる職種の企業、特に外資系企業も看護師の転職先として人気があります。
外資系企業とは海外資本が運営している企業です。

外資系企業が看護師の転職先として選ばれる理由は、病院とは違い夜勤がないこと、勤務体制や待遇、評価制度などがあります。

多くの病院では、他の看護師以上に仕事をこなしているのに給与はほとんど変わらず、評価・待遇に対する不満を抱えている看護師も多いと思います。

外資系企業では、女性でも実力があって実績を上げれば正当に評価され、日本の企業と比較して昇進・昇給する可能性も高いと言われています。

外資系企業では女性の取締役や管理職も多く、海外勤務のチャンスもあり、海外勤務を希望する人や、自分の可能性を追求し、実力を存分に発揮したいと思う看護師にはおすすめの職場と言えるでしょう。

■外資系企業の求人例

外資系企業の求人は人気がありますが、看護師のスキルのみを活かした仕事の求人は、それほど多くありません。企業内の保健室などは、常にかなり高い競争倍率となります。
看護師を求めている外資系企業として、製薬メーカーや医療機器メーカーなどがありますが、看護師としてではなく、看護師の経験を活かして会社員として働く求人は、比較的多く、転職の幅が広がります。

例えば、東京都にある外資系医療機器メーカーの募集要項を見てみると、
勤務時間は日勤のみ9:00~17:30、休日は土日祝日で、他に夏季休暇や年末年始休暇があります。
給与は年収450万円~675万円、賞与は年2回支給されます。仕事内容は医療機器販売促進を行う営業職です。

また、さいたま市にある外資系製薬会社では、勤務時間が9:00~18:00、休日は土日祝日の完全週休2日制で、年間休日数は120日以上あります。
給与が年俸制で380万円~500万円、昇給は年1回です。

■外資系企業では英語力も必要

外資系企業の場合給与が日本の企業に比べて高く、年収は夜勤勤務のある看護師よりも上回っているケースも多々あります。

勤務は日勤だけで完全週休2日制、有給休暇もとりやすく給与は病棟勤務の看護師よりも高いため、転職先として外資系企業に人気が集まります。

ただ、外資系企業では英語能力を応募条件としているところもあり、例えばTOEIC225~470レベルの最低のコミュニケーション力でも可とするところもあれば、TOEIC750以上のレベル(英検1級程度)の英語力を求めているところもあります。

外資系企業でも英語力を問わないところもありますが、英語でメールが来たりマニュアルやシステムが英語の場合が多く、入職時には英語力が問われない場合も、ある程度の英語力は身につけておいたほうが良いと思います。

■外資系企業に転職するデメリットも理解しておこう!

・減給や解雇のリスクが高い

外資系企業、特にアメリカ系企業では、徹底した成果主義・能力主義で人事評価を行うことが多いため、企業の求める成果を残すことができないと、すぐに減給や解雇の対象になってしまうというリスクがあります。また、インセンティブボーナス制度がある会社の場合、人事評価によってボーナスが減ってしまったりもするため、ある程度の水準で仕事を遂行できる能力も必要とされます。

解雇されるケースは滅多にないとは思いますが、転職後すぐに解雇されたり、会社の雰囲気に馴染めずにすぐに辞めてしまっては、看護師としてのキャリアに傷がついてしまい、次の転職が難しくなってしまいますので、外資系企業への転職はよく考えてからするようにしましょう。

・会社の雰囲気が合わない人も

日本の病院では、看護師同士で雑談をしたり飲みに行ったりすることも多いですが、外資系企業では、プライベートは関わりを持たないというところもあります。
また自分の仕事は責任をもって行う代わりに、他人の仕事は無関係など、ドライな一面もあります。
外資系企業に勤務する人は、より良い条件の良いとことに転職を繰り返したり、反対に挫折して辞める人も多くいますので、和気あいあいとした雰囲気を好む人には辛い職場かもしれません。
ただ、結局は日本人が働いているので日本の企業とさほど変わらない職場もありますし、良い意味でドライなほうが日本企業よりも働きやすいと感じる人もいると思います。
ひとくちに外資系企業と言っても様々な会社がありますので、実際の雰囲気を聞いてみて転職するのが良いでしょう。

何年目で転職するべきか

「看護師は何年目ぐらいで転職しているのだろう」--気になったことはありませんか?

「入職したばかりだけと転職したい」、「入職2年目で結婚のため転職するかもしれない」など、
入職時には長く働く予定のはずが、嫌になったり家族の都合などで急に転職をすることになるかもしれません。
そんな場合には、ほかの多くの看護師がどのくらいの勤続年数で転職をしたのか気になるかと思います。

何年目で転職している人が多いのか、転職を考えたときに勤続年数は考慮してもらえるかなど、
不安に思うところを体験談やデータに基づいて分析したいと思います。
転職をしようかなと考えている看護師さんは、ご自身の環境と照らし合わせながら参考にしてみ下さい。

■看護師はみんな何年目で転職しているの?

①看護師の勤続年数の実態

入職した時3年は頑張ろう、とよく言われますが、実際は皆さんどの位働いているのでしょうか。気になる看護師の兵平均続年数は以下のようになっています。

2014年1月「医療労働 臨時増刊号」に掲載された看護職員の労働実態調査報告書(下記表)ではこんな結果が出ています。

・「1年未満」が約1割もいる
・「5年未満」以下を合わせると37.9%と約4割

とかなり頻繁に転職していることがわかります。

②看護師の平均転職回数は?

首都圏、関西圏の現役看護師さんを対象にアンケート調査を行いました。
その結果、これまでに経験した職場数の平均は3か所(転職回数は2回)でした。

・「1カ所」→転職せず就職した職場にそのまま勤めている人の占める割合が23.9%
・次いで「3カ所」が23.1%(転職回数2回)
・「2カ所」が20.3%(転職回数1回)

■看護師が3年未満で転職するのは早いのか?

(1)転職の採用時や給料への影響

データによると、中途採用する看護師への経験年数に対する評価は

・経験年数を一部評価する 48.6%
・経験年数を全て評価する 46.0%
・全く評価しない 1.9%

と、採用時は経験年数が考慮されています。

そして、中途採用者へ「自分の経験年数が給与に評価されていたか?」という質問には、

・経験年数が全て評価された 19.2%
・一部評価された 25.3%
・評価されなかった 26.0%
・わからない 26.9%

となっており、現在までの経験は転職で良い待遇を得るために必要な要素といえるでしょう。
逆に勤務年数が短いまま何度も転職繰り返すと、好待遇で採用されない可能性が高く不利な条件で転職しなければならなくなる可能性が高くなる事が予想されます。
採用する側も基本的には長く働いてもらえる人を採用したいと考えていますので、当然の結果だと思います。

(2)早期に転職した体験談から考察

転職はどんなタイミングでも大きな決断を迫られます。
なかでも勤続年数が短いときの転職や、「もう少し経験したかった」など仕事の内容にやり切ったという満足感がないまま転職を考えた時は、逡巡する気持ちが起きるのではないでしょうか。

看護師は仕事の内容も大変ですが、女性が多い職場であるため、人間関係や職場への不満が転職理由として多いです。短い期間でも辞めたいと悩んでしまう看護師さんが多いのは、こうした事情が関係していると思えます。

なんとか我慢して続けるべきか、すっきり辞めて新しい職場でやり直すのがいいか、大きな決断になると思います。こうした転職をどう受け止めているのか、意見をまとめてみました。

■短い勤続年数での転職

【賛成派】

・実際に自分も短い期間で辞めたが今でも看護師として勤めることが出来ている
・合わない職場は何年経っても合わないので無理する必要はない

【反対派】

・人間関係はどこにいっても付き物なので辞めても同じ繰り返しになると思う
・次の職場への印象が悪い

転職は何年目でするのが正しいという決まりは結局のところありません。
転職すると決めたら後悔しない転職先を見つけて、転職の理由となったことを繰り返さないように、次の職場で努力していくしかありません。

まずは、転職することが今悩んでいることが解決につながるのかを、よく考えてみてください。転職で解決する事柄ならば良いのですが、転職で解決しない問題や他の方法のほうが良い場合もあるかも知れませんので、冷静に考えることが大切です。

今の職場でスキルアップを目指したり、人間関係はいずれ良くなったり上司や同僚に相談することで改善することもあるでしょう。

転職をしたほうが良いかどうかを考える目安をまとめました。
ご自身の状況と照らし合わせて考えてみてください。

■転職することが良い人

・引越などで、今の職場に通えなくなる人
・今の職場ではどうしても解決できない強い不満がある人
・今の職場ではどうしても叶えられないキャリアアップやスキルアップ等の希望がある人
・年収などの待遇が市場と比べて低い人
・今の職場で働き続けると体を壊す可能性がある人

■転職を考え直したほうが良い人

・他の選択肢があるにもかかわらず、転職さえすれば今の職場での不満を解決できると考えている人
・キャリアアップの努力をせずに、高い年収やブランド病院(知名度の高い病院や規模の大きい病院)への転職を望んでいる人
・やりたい事が、興味や憧れを抱くだけにとどまっていて、現実的なことを考えていない人
・長期のキャリアプランが皆無の人

今のところが嫌だからと安易に転職をしても、結局同じことの繰り返しになります。
転職にはきちんとした具体的なプランをもって考えましょう。

育児中の看護師が働きやすい職場と探し方

看護師の仕事を続けたまま子育てをしている看護師さんは大勢いると思います。
看護師の仕事は、一般的には激務であり、育児と仕事を両立することは予想以上に難しい一面もあります。

両親が近所に住んでいて面倒を見てくれたり、
夜間の保育所などいろいろなサポートが受けられる人は良いですが、
身近に頼れる人がいないと夜間や突然の病気など不測の事態に対応することができず、働くママはとても不安です。

保育所も子供の体調が悪いと預かりが不可のところも多く、
日々不安とストレスが多い日々を送っている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、育児中の看護師が働きやすい職場とその探し方のポイントをまとめました。

◆育児と看護師の仕事の両立-働きにくいと感じたら転職しましょう!

育児と仕事の両立のために転職する看護師さんはたくさんいます。
保育園が併設された病院へ転職したり、勤務先を自宅や保育所の近くに変えて保育園への送迎、通勤時間の短縮をはかったり、正社員でフルタイム働いていた方がパートタイムや日勤のみの勤務形態に変更する場合も多くみられます。

とくに通勤時間や保育園の送迎時間、勤務時間を短縮することで、子供と過ごす時間を長くできるよう調整している人が多いようです。
様々な事情はありますが、皆さん育児の時間を作るためにいろいろが工夫をされています。

看護師の仕事を続けていくには、夫や両親など家族の理解と協力も不可欠です。身近にいる両親や夫が育児に協力的であれば、転職の必要はないかもしれません。

妊娠、出産、育児は働いていなくとも大変な時間と労力を要する出来事であるためフルタイムで働くことをあきらめて一時退職をされた方も多いと思いますが、育児に専念するために一時退職した看護師さんが新たな職場を探すことになった場合、自分一人で働きやすい職場を探すのは大変なことです。

また、子育てが一段落してからの復職を考えたときブランクがあるため不安に思う人も多いと思います。復職にあたって一番考慮しなければならないことは、無理のない働き方ができるかに尽きると思います。

◆看護師の仕事と育児の両立-4つのポイント

忙しい職場に復帰してしまうと家事や育児の時間がなくなり、疲労とストレスが溜まってしまい仕事が長続きしません。また多忙すぎる職場は育児中の看護師は少なく、周りのサポートが得られない可能性が高いです。
どんな職場ならば両立できるか、無理なく仕事と育児を両立させるためのポイントをまとめてみました。

①残業なしの職場

残業がない職場であれば、決まった時間に帰宅できるため保育園などのお迎えが無理なくできます。余裕があれば買い物、夕飯の支度などの家事もでき、生活のリズムが整います。

②週末が休みの職場

保育園、幼稚園、学校の行事はたいてい週末に行われます。夫の仕事のお休みは土日祝日という人が多いのではないでしょうか。
週末が休みの職場なら毎週末、家族と過ごす時間がとれるため無理せず働き続けることができますね。

③日勤専従の職場

夜勤は、お子さんや家族とすれ違う原因のひとつとなり生活のリズムも狂いやすく疲労やストレスも溜まってしまいます。
育児をしている間は、夜勤なしの日勤専従で働くことで規則正しい生活をすることができます。

④育児に対する理解がある職場

小さいお子さんは突然熱を出したりちょっとしたことで具合が悪くなってしまうことが多いと思います。多くの保育園では、体調不良の時は預かりは不可となり、仕事を急きょ休まなければならないケースが一般的です。

そんな時、同じ境遇のママ看護師が少ない職場では理解されることが難しく、「また休まれた」「しょっちゅう早退している」「みんなに迷惑」といった嫌味を言われる可能性が高いです。
ただ、現実は突然の休暇や早退は、同僚に迷惑がかかってしまいますので、ある程度あれこれ言われるのは仕方のないことかもしれません。ですが、同じ境遇のママ看護師が多い職場では子供のためにお休みするのは仕方がないことでお互い様だから、という雰囲気があり働きやすいことが多く人気があります。

◆育児中の看護師さんが夜勤をするためには

育児中も夜勤をこなして高収入を得たいと思っている看護師さんもいます。
看護師の給料の内訳は、基本給は少なく夜勤手当や残業手当で収入に差が出ることが多いからです。

また、正職員としての看護師を続けたいと思っているケースでも、夜勤をしなければならない状況に置かれる人もいるでしょう。

夜勤にを続けるには夜間にお子さんを安心して預けられる環境が必要となります。
一番は夫や両親、義両親に任せられればいいのですが、難しい場合は病院に24時間の託児所が併設されている病院に転職することで安心して夜勤をすることができます。
こういった託児所がある病院はママさん看護師が集まりやすくなるため、職場全体が育児への理解があり働きやすいことが多いと言えます。

◆育児中安心して働ける職場を探すためには

自分がどの程度の仕事をしたいのか、子供はどこに預けるか、通勤手段など実際仕事をするにあたり関連する事項を具体的に書いて確認してみましょう。

育児と仕事のバランスを考え職場の条件を明確にすることで、自分に合った職場探しがしやすくなります。
看護師転職サイトを利用すれば特殊な条件の求人も見つかるかもしれません。

具体的な条件が絞り込めたら自宅から近い求人情報を確認することができます。
転職サイトは登録すれば無料で職場情報や就職までのサポートもしてもらえます。
登録したからと言って転職しなくても構いませんし、いいところがあるかなと求人を見る目的だけでも問題ありません。

育児はママであるあなたにしかできないことですが、仕事は育児がひと段落してから復帰すれば問題ないことです。お子さんが小さいときは、皆さん思うような働き方はできないものです。

今あなたやお子さん、ご家族にとって何か大事なのかを見極めて自分に合った働きかたを見つけましょう。