看護師の転職

「第二新卒の看護師」転職の実情とコツ

更新日:

第二新卒とは、学校を卒業して一度は就職したものの、

数年以内に離職してしまい、その後再び就職活動をしている人のことを指します。

看護師の皆さんの中にも、さまざまな理由で新卒数年以内に離職、

その後新たに転職活動をしている方も多いかもしれませんね。

でも、第二新卒の転職は果たして可能なのか、不安に思っている方もいるのでは?

そこで今回は、看護師の第二新卒の転職に関する情報をまとめました。

①第二新卒看護師の転職活動の実情とは?

②第二新卒の転職成功の秘訣

③第二新卒での転職には、サポートサイトがおすすめ!

の3つに分けて紹介します。

【①第二新卒看護師の転職活動の実情とは?】

・結婚/出産などのライフイベント

・職場の人間関係トラブル

・仕事内容が自分に合っていなかった

など、理由はいろいろありますが、

新卒として入職した職場を数年以内で辞めてしまったいわゆる「第二新卒」の看護師は年々増えています。

第二新卒看護師が転職する際に不安なのが「雇用する病院側は、第二新卒をどう思っているのか」ですよね。

新卒で勤めた職場をすぐに辞めてしまったから“うちもどうせすぐに辞めそう”と思われて、雇ってくれないのでは…?

そんな不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。

確かに場合によっては、

・入職後数年で辞めてしまったのはちょっと…

・数年で辞めてしまったのならスキルも無いのでは

と考え、第二新卒を雇いたがらない病院もあるようです。

しかし一方で、第二新卒を積極的に採用したいと考えている病院もあるようです。

《病院側が第二新卒を雇うメリット》

(1)第二新卒を雇えば、長く働いてくれるケースが多い

第二新卒の看護師の皆さんの中には

「1つめの職場を早期退職してしまった分、次の職場では長く働かなければ…!」

と考えている人も多いのではないでしょうか。

実際、第二新卒の場合、転職先を早期で退職してしまうことは少ないそうです。

長く働いてくれる人材が来ることは、病院にとってはありがたいことですよね。

そういった点で、第二新卒を歓迎する病院も少なくないのです。

(2)新人と違って、1から教育する必要がない

まったくの新人と違って、第二新卒は短いながらも勤務経験があります。

新卒看護師を育てるには、まずは基本的な常識やマナーからしっかり教育する必要がありますが、

第二新卒を雇えばその手間が省けます。

(3)まだ若く、これから成長するのびしろがある

病院側は、これからの未来を担う若手を求めている場合が多くあります。

第二新卒の場合、ベテランナースと違って、勤務経験が数年しかない分、

前の職場の変なクセが残っておらず、新しい職場にもなじみやすいという利点もあります。

新卒と違って1から教育しなくてもいいし、なのに若くて伸びしろもある。

若手職員を雇いたい病院側からすれば、第二新卒はありがたい人材ともとれるのです。

【②第二新卒ナースの転職成功の秘訣】

第二新卒看護師が転職を成功させるには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか?

転職成功のための秘訣を3つご紹介します。

(1)前の職場を辞めた理由を見つめ直そう

言い方は悪いかもしれませんが、第二新卒は1回目の就職を「失敗」してしまった立場です。

第二新卒なら、まだ1回の失敗しかしていないので、

早期退職してしまっていたとしても病院側も雇ってくれるかもしれません。

でも、2回目の就職先もすぐ辞めてしまったらどうでしょう。

「雇ってもすぐ辞めてしまう人」というレッテルを貼られて、

その後の転職は難しくなってしまうかもしれません。

そんな事態を避けるためにも、まずやるべきなのは

前の職場を辞めた理由を見つめ直す」ことです。

例えば

「激務や緊張感のある大病院で働いていたが、自分に合わず退職してしまった」という場合。

転職先に同じような大病院を選んでしまったら、元も子もないですよね。

同じような失敗を繰り返さないためにも

自分は何が原因で前の職場を辞めたのか」を見つめなおしましょう。

そして、そこから「では、どんな職場なら長く続けられそうか」を考えて、

その条件に合う職場を探しましょう。

(2)「第二新卒歓迎」の求人を見つけよう

求人の募集要項に「第二新卒歓迎」とある求人を見つけましょう。

そこに応募すれば、転職成功率もぐっと上がるはず!

(3)職場環境をチェックしよう

自分の考えや生活状況に、職場環境が合っているかどうかを見極めましょう。

例えば…

仕事と育児を両立させたいなら

・ママさん看護師へのサポートは整っているか?

・同じようなママさん看護師は職場にいるか?

・保育所はあるか?

ブランクがあって、自分のスキルに不安があるなら

・教育/研修制度は整っているか

・病院が「即戦力」を求めていないかどうか

(※派遣募集の場合、即戦力を求めていることが多いので避けるべき)

など、自分のやりたいこと、状況などに合った職場かどうか見極めましょう。

病院の中には、インターン勤務を受け入れているところもあります。

もし可能なら、インターンで試しに働いてみるのも、職場環境や人間関係の見極めに役立ちます。

【③第二新卒での転職には、サポートサイトがおすすめ!】

第二新卒看護師の転職成功の秘訣を紹介しましたが、

実際はいざ求人探しをしても、なかなか良い求人は見つからないもの…。

そんな時に役立つのが、看護師転職のサポートサイトです。

第二新卒の転職なら「次の職場ではできるだけ長く働きたい!」と思うもの。

だからこそ、職場選びは慎重に、納得のいくものにしたいですよね。

それなら、転職についての情報収集やアドバイスのプロにお願いするのがおすすめです。

自分で求人を見つけるのは労力も要るので、プロに任せると転職がスムーズに進みますよ。

関連記事:第二新卒向け履歴書&面接対策、志望動機など

おすすめ人気記事

1

看護師の数が慢性的に不足している今日、数多くの医療機関が看護師を求めています。 医療機関の種類も実に多様化しているので、看護師の病院の選び方や選択肢も実に様々であり、 そんな看護師の転職・就職において ...

2

看護師にとって「時計」は必需品ですね。 看護師という職業上、「腕時計」が禁止になっている病院が多いので、 やはり活躍するのは「ナースウォッチ」です。 私も長年愛用していたナースウォッチがボロボロになっ ...

3

「冬のボーナスをもらってから、転職したいな…」こう考えている看護師の方は多いのではないでしょうか。 しかし、転職を考える人が多い分、冬のボーナス後は、転職がなかなか難しい時期でもあります。 では、冬の ...

4

看護師の働き方の一つとして、短期や単発のアルバイトがあります。 アルバイトといっても、看護師向けの仕事は非常に高額な時給、日給となっています。 1日、1週間、1か月など働き方も様々。 結婚や出産を機に ...

5

転職を考える看護師のあいだで人気なのが、クリニックです。 でも ・病院とどう違うのか ・年収はどの程度か ・クリニックならではのメリット/デメリット ・転職する際に確認すべきポイント など、あまり詳し ...

6

一言に「看護師」と言っても、診療科目はさまざま。 どの科目で働くべきか、どの科目が自分に向いているのか、頭を悩ませている方も多いのでは? 今回は、さまざまな診療科目について、科目が持つ特徴で分けてご紹 ...

-看護師の転職
-,

Copyright© 看護師大革命 , 2023 All Rights Reserved.