看護師の主な職場

皮膚科、美容皮膚科における看護師の仕事内容

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皮膚科は、一般的な皮膚科に加え、

最近では脱毛や美容注射などの施術をする「美容皮膚科」も増えてきました。

今回は「一般皮膚科」「美容皮膚科」にスポットを当て、

それぞれで働くナースの業務内容や、必要なスキルなどについてまとめました。

①一般皮膚科

1.一般皮膚科での看護師業務

主に、医師の診療補助を行います。

・症状の原因追及のための採血

・抗生物質投与のための点滴

・パッチテスト

・爪水虫患者への肝機能検査

・液体窒素を使ってのイボの処置

・その他諸症状への処置(アトピー、ニキビ、水虫、湿疹、火傷、蕁麻疹など)

が挙げられます。

手術も行っている病院の場合、その補助も業務に入ります。

これに加え、薬の使用法や病気の説明の補助、

機材の準備・片付けや事務作業などの雑用も行います。

2.一般皮膚科に必要なスキル

(1)幅広い年齢層の患者さんとのコミュニケーションをとる力

皮膚科には、小さなお子さんからお年寄りまで、幅広い年齢の方が来院されます。

年齢に関係なく、コミュニケーションをとる力が重要です。

(2)患者さんを観察する力

ナースは診療補助にも大きくかかわります。

患者さんと直接接する機会も多いので、患者さんを観察する力が大切です。

(3)地道な業務をコツコツ続ける力

処置や事務作業など、ときに単純で地道な業務も生じます。

へこたれずコツコツ続けられる忍耐力が求められます。

3.一般皮膚科ナースのメリット/デメリット

◆メリット

(1)残業や夜勤がほとんどない

皮膚科に訪れる患者さんのうち、重症・緊急性が高い患者さんというのはあまりいません。

ほとんどが軽度で緊急性のない患者さんばかりなので、忙しくないことがほとんどです。

夏は、水虫やプール、山での皮膚炎が多い時期なので残業が発生することもありますが、

それ以外は診療終了と同時に業務が終わることが大半です。

さらに、入院施設を伴わないクリニックも多いので、夜勤もありません。

子どもを持つママさんナースなど、仕事と私生活の両立を目指す方にはおすすめの職場です。

(2)ブランクがあっても復帰しやすい

業務の忙しさもそれほどきつくなく、負担の少ない単純作業の業務が多いので、

ブランクがあっても復帰しやすい科です。

(3)重症の患者さんが少ないので、精神的に楽

前述の通り、皮膚科に訪れる患者さんは軽度で緊急性のない症状の方がほとんどです。

ナースの措置が命を左右する、というケースはほとんどないので、

働くうえで精神的に楽なのが特長です。

(4)患者さんの症状改善が目に見えて実感できる

皮膚科で扱うのは外的な症状なので、患者さんの疾患の経過や、回復が目で見て実感できます。

治っていく過程が見えるのは、仕事をする上でのやりがいにも繋がります。

◆デメリット

(1)皮膚疾患に感染するリスクもある

皮膚科で扱う疾患の中には、感染性のものも含まれます。

そういったリスクと隣り合わせだというデメリットがあります。

(2)単純作業が多いので、スキルを磨きたい人には不向き

皮膚科の仕事は、ルーティンワークに感じてしまう場合もあります。

飽きっぽく単純作業が苦手な人には不向きでしょう。

また、手術や急患もほとんどないので、バリバリ働いてスキルを磨きたい!

という人にもあまり向いていないかもしれません。

(3)夜勤、残業が無いぶん、給料が少ない傾向にある

定時で業務終了でき、夜勤も無い分、給料は他の科とくらべて低い傾向にあります。

もらえる給与が低くても、楽な仕事のほうがいいという人には向いていますが、

しっかり稼ぎたいという方にはあまり向いていないかもしれません。

②美容皮膚科

1.美容皮膚科での看護師業務

病院で扱うサービスによっても業務内容が異なりますが、一般皮膚科での業務に加え

・シミ/シワ治療を行う医師の介助、処置

・ビタミンやイオン導入のための点滴

・プラセンタやヒアルロン酸注射

・脱毛のためのレーザー照射

・ほくろやタトゥーの除去処置

・ピーリング施術

などを行います。

ナースが直接処置する機会の多さが特長です。

また、一般皮膚科と同様の受付業務や準備・片付けの雑務、患者さんへの説明に加え、

化粧品などを扱う場合はその販売を行ったり、営業ノルマがあったりする場合も。

2.美容皮膚科の看護師に必要なスキル

(1)親切・丁寧な接客スキル

一般皮膚科と美容皮膚科の一番の違いは、治療目的の患者さんだけでなく、

美容目的の方も来院するということです。

こういった方に対しては、エステサロンのような、親身で丁寧な接客が求められます。

また、肌に関するコンプレックスを抱えた方も多く訪れるので、適した声掛けが必要です。

さらに、レーザー脱毛施術など、ナースが直接施術する場合には、

個室で30分ほど患者さんと二人きりになることも。

どんなに忙しくても、事務的で冷たい対応になってしまうのはNG。

コミュニケーションスキルを磨き、丁寧で心地よい「おもてなし」ができることが求められます。

(2)機械の扱い方を学び、正しく使えるようになること

脱毛のためのレーザー照射や、ほくろ除去など、

ナースが機械を用いて直接処置する機会が多々あります。

それぞれの機械の使い方を正しく理解し、きちんと扱えるようになることは必須スキル。

「どうしても機械オンチで…」という人は、不向きかもしれません。

(3)注射や点滴など、基本的な看護スキル

美容皮膚科では、プラセンタやヒアルロン酸などの注射や、ビタミン点滴なども行う機会が多いです。

そのため、注射や点滴などの基本的な看護スキルは絶対必要です。

(4)人間関係にもめげない強い精神力

病院によっても異なりますが、ノルマや営業成績なども原因となって、

人間関係があまりよくない職場も存在しやすいのが美容皮膚科の悲しいところ。

たとえ人間関係が悪くても、考え込まずくよくよしない、前向きなメンタルを要する職場です。

3.美容皮膚科ナースのメリット/デメリット

◆メリット

(1)働きながらキレイになれる

美容の知識がつくので、自分磨きにも役立ちます。

さらに、スタッフ価格で安価に治療が受けられることも!

美容に関する意識が高い人にはおすすめの職場です。

(2)夜勤が無い

美容皮膚科で入院設備を伴うところはほぼありません。

そのため夜勤がないのが魅力。

仕事も私生活も充実させたい方にはおすすめです。

(3)給与が比較的高い

営業成績などによって左右される場合もありますが、

売り上げノルマの達成度合いによっては給与が上乗せされるなど、

比較的高いお給料をもらえるのがメリットです。

◆デメリット

(1)そもそもの診療終了時間が遅い病院も

美容皮膚科の中には、仕事帰りの利用客などを狙って、

夜8~9時ごろまで営業しているクリニックもあります。

そもそもの診療終了時間が遅い場合もあるので、職場選びには注意が必要です。

(2)ノルマがきつい&ボーナスや報奨金が売り上げに左右されることも

契約や化粧品販売等、営業ノルマがきついクリニックも存在します。

ノルマが達成できないと、給与や報奨金、ボーナスに響くことも…

ノルマ達成のための営業をしなくてはいけないのがイヤ、という人には不向きかもしれません。

(3)営業成績などが原因で、ギスギスした人間関係になってしまうことも

病院によっても異なりますが、ノルマや営業成績などが原因で、

人間関係があまりよくない職場も存在しやすいのも事実。

職場の雰囲気なども見て、慎重に職場を選ぶことが大切です。

(4)看護スキルや知識が衰える不安も

クリニックによっては、美容施術ばかり行っているところもあるので、

看護スキル低下や知識の衰えが心配になるかもしれません。

一般的な看護師としてのスキルアップを目指す人には不向きな職場といえるかもしれません。

 

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