私は、最初は看護師や医師の知人、紹介などを経由していましたが、
地元北海道から上京する時は派遣会社の紹介を利用しました。
情報量が多いので、選択肢が多くて良かったです。
また、面接に第3者が入る事で、条件など契約の不利益を被らずに済んだと思います。
ただ、中にはナースを食い物にしているんじゃないの?という業者もあるので、
対応に不快を感じるような業者はお断りしました。
あと、ナースバンクに行くと、何故か田舎の方を紹介される…という経緯がありました。
看護協会と地元病院の癒着?ではないんでしょうが、
同じナースバンクに行った同僚が複数、まったく希望していない診療科の田舎のその病院ばかり紹介される、
という偏った紹介ケースがあったので、なんかそれ以来、信頼性を失った感があります。
全部が全部、そうではないと思うのですが…。
ハローワークはナースというだけで職員が優遇して紹介してくれるので、
他の一般職をお探しの方々の視線が痛くて、あまり行きませんでした。
就職先選びのポイントは、面接時の相手方の対応で判断します。
実際の病棟を案内してくれない病院は、どんなに条件がよくても却下します。
諸条件と実際が違う事が多いからです。
病棟を案内していただける場合も、全科を回らず一部だけ見せるところもほぼ却下です。
病棟を回る際は、病室内の環境整備状況を見ます。
検査中などで不在の患者さんのリネンが整っているところは、
患者さんに対する観察やケアがいきとどいていると判断します。
ナースステーション内のナースが、どんなに忙しくても挨拶をして下さるところは、
人間関係が良いのではないかと好印象を覚えます。
あとは、ゴミがない、雰囲気が明るい、外来に在る程度人の出入りが在る、など病院全体の印象を見ます。
救急車対応に偶然ぶつかれば、その対応が円滑かどうかも判断指標になります。
ここがおろそかな病院は、恐らく外来から病棟への流れも悪く、病棟の負担が大きいと思います。
私は病棟志望で、
患者さんとのコミュニケーションを楽しみたいタイプのナースなのでこのような点に着眼しますが、
中には「とにかく稼げるところ」「人間関係を重視したい」「長く続けられるところ」など、
転職先選びのポイントは違ってくると思います。
自分がどんなナースになるか。
どんな条件で探すか。
ここを明確にして、探した方がいいかもしれません。
「働きやすいところ」「楽なところ」のような漠然とした条件だったり、
今のところが嫌だからという理由だったりすると、すぐに嫌になって転職に逃避してしまうと思います。
転職はキャリアアップのチャンス!
そうとらえて、よりよい条件をとことん探していくと、上手くいくんじゃないかな?と思います。
最近知ったのですが、派遣会社によっては
最初の3か月派遣契約
↓
それ以降継続するか、3か月の時点で雇用主・御本人双方に確認
↓
双方が継続を希望した場合、そこで正社員契約
というシステムのところがあるようです。
人間関係や諸条件、そこで上手くやっていけるかどうか?とお悩みなら、
このシステムを利用して、実際働いてみて、納得して正社員契約する、というのも良いかもしれません。
最初の派遣期間を「試用期間」に当ててくれるので、ボーナスなどの諸条件の不利益もないし、
逆に3カ月働いたけどここではやっていけないと思ったら、別の病院にまた派遣に行って試せると思います。