どんな仕事の新人にもいえることがあります。
「まじめすぎるヤツはあぶない」「目標が高すぎるヤツは挫折が早い」というものです。
まじめさがまったくない人間は論外です。
しかし、まじめすぎると柔軟さがなくなり、適応力を欠いてしまいがちです。
高い目標は実現できないので、「どうせ自分はだめなんだ」という逃避の理由に使われる結果をつくります。
ですから、毎日の「やる気」を後押ししてくれる適度な、小さめな目標を立てましよう。
たとえば、「注射をもう少しうまくできるように上達させよう」といったことでいいのです。
スポーツ選手などが盛んに取り入れているイメージトレーニングのスキルを使うのもよいでしょう。
前の晩に、皮下注射なら皮下注射の、筋肉内注射なら筋肉内注射のやり方を、プロセスとして頭に描いていきます。
こういうようにやればうまくできる、とイメージして、「できる!」と繰り返す方法です。
実際、翌日に患者に注射したら「痛た?ッ」ってこともありますから、 一歩後退二歩前進の気持ちで、あまり、こだわりすぎないほうがいいのではないでしょうか。
でも、前日に「明日はこうするぞ!」と思うことはパワーを作るよい方法です。